- 大崎が1988年に「副都心」に指定された経緯と再開発の歴史
- ゲートシティ大崎——1996年竣工・高さ167mの複合施設の見どころ
- 居木神社——825年創建・縁結びの神として知られる大崎の総鎮守
- 五反田川緑道——旧五反田川を緑道に転換した緑のプロムナード
- 半日の効率的な観光コース
大崎は1988年(昭和63年)に東京都の「副都心」に指定されたエリアです。もともと工場・倉庫が集積していた産業地区でしたが、1990年代以降の大規模再開発でオフィス・商業・住宅が集積する複合都市へと変貌しました。品川区に位置し、品川・五反田という主要駅に挟まれた交通拠点でもあります。
旅行会社員時代、大崎は「移動の乗換駅」として通過することがほとんどでした。しかし居木神社の825年の歴史・ゲートシティの建築・五反田川緑道の散策路など、駅を降りて歩いてみると意外な発見があるエリアです。
大崎エリアの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 最寄り駅 | JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線「大崎駅」 |
| 品川からの所要時間 | JR山手線で約3分 |
| エリア特性 | 副都心指定・大規模再開発・複合ビル群・居木神社・緑道 |
| 観光のポイント | ゲートシティ大崎・居木神社・五反田川緑道・大崎ブライトタワー |
大崎の楽しみ方・見どころ
ゲートシティ大崎——1996年竣工・副都心再開発の象徴的複合施設
1996年に竣工したゲートシティ大崎は、高さ167m(大崎ウエストシティタワーズ)を含む複合施設で、オフィス・ホテル(ストリングスホテル東京インターコンチネンタル)・商業施設が一体になっています。大崎駅直結のアクセスとアトリウムを中心とした開放的な空間構成が特徴で、ビジネス街ながら散策しやすい動線が整備されています。
- 住所:東京都品川区大崎1-2-1(ゲートシティ大崎)
- アトリウム:吹き抜けの共用空間。イベント開催も多い
- ホテル:ストリングスホテル東京インターコンチネンタル(ゲートシティ内)
- 商業施設:飲食・小売が集積。ランチに利用しやすい
居木神社——825年創建・縁結びの神を祀る大崎の総鎮守
825年(天長2年)創建と伝わる居木神社(いるぎじんじゃ)は、大崎・五反田地区の総鎮守として1200年以上の歴史を持つ古社です。祭神は日本武尊・天照大御神・宇迦之御魂神で、縁結び・商売繁盛・開運のご利益があるとされています。再開発で高層ビルが林立する大崎の街の中に、歴史ある社叢(森)が保護されており、都市の喧騒とは別世界の静けさがあります。
- 住所:東京都品川区大崎3-8-20
- 参拝時間:境内は常時開放(社務所は9:00〜17:00)
- 見どころ:1200年以上の歴史・縁結びの御守・静かな社叢
- アクセス:大崎駅から徒歩約10分
五反田川緑道——旧五反田川を緑のプロムナードに転換
かつて目黒川支流の「五反田川」が流れていた場所を暗渠化し、緑道に整備した遊歩道が「五反田川緑道」です。大崎駅周辺から五反田方向に続くこの緑道は、周辺の高層ビルとの対比が独特な散策路になっています。桜の季節は緑道沿いの桜も見ごたえがあります。
- ルート:大崎駅周辺〜五反田方向(約1.5km)
- 特徴:旧河川跡の緑道。高層ビルと緑が交互に現れる都市景観
- 桜の時期:3月下旬〜4月上旬。目黒川ほどの規模ではないが穴場
元旅行会社員が教える穴場・裏技
大崎の「旧東京工場地帯」の記憶——再開発前の痕跡を探す
1980年代まで大崎には多数の工場・印刷所が集積していました。再開発後の現在も、エリアの一部に当時の倉庫を転用したオフィス・カフェなどが残っています。ゲートシティのような最新開発と旧工場の痕跡を見比べながら歩くと、大崎の「産業都市から副都心へ」という変遷が体感できます。
りんかい線で台場へ——大崎からの意外な近さ
大崎駅はりんかい線の始発駅でもあり、お台場(東京テレポート駅)まで直通で約20分でアクセスできます。品川・渋谷・新宿へのJR各線の接続と合わせると、大崎は「東京の各方面への中継拠点」として使いやすい駅です。
半日モデルコース
| 時間 | スポット | 所要時間 |
|---|---|---|
| 10:00 | ゲートシティ大崎(アトリウム見学) | 約30分 |
| 10:30〜11:00 | 五反田川緑道散策 | 約30分 |
| 11:00〜11:30 | 居木神社参拝 | 約20分 |
| 12:00〜 | 大崎周辺でランチ→品川・五反田へ移動 | 自由 |
ベストシーズンと混雑傾向
| 季節・時間帯 | 特徴 | 混雑度 |
|---|---|---|
| 平日のランチ時間帯 | ゲートシティの飲食店が混雑。近隣オフィスワーカーが集中 | 中(飲食店のみ) |
| 春(桜の時期) | 緑道の桜が咲く。目黒川ほどの混雑はない穴場 | 低 |
| 週末・観光目的 | 観光スポットとしては閑散。ゆっくり散策できる | 低 |
| 年間を通じて | オフィス街のため平日昼と週末の落差が大きい | 平日中・週末低 |
大崎は「東京の近未来都市開発」を体感できる数少ないエリアです。825年の歴史を持つ居木神社が高層ビルの間に立つ光景は、東京の歴史と開発の共存を象徴しています。副都心として1988年に指定されてから約40年——「工場の街が高層ビルの街になった」変遷の現場を歩く体験は、東京の都市史に興味のある人には意外な発見があります。
筆者プロフィール
元旅行会社員・元リクルートで飲食企画営業に従事。現在はITコンサルタントとして活動。マリオットボンヴォイ プラチナエリート会員。MBAプレミアム(旧SPGアメックス)やANASFC資格を保有し、ポイントとマイルを組み合わせたほぼ無料の旅行を複数回実現。旅行会社員時代の知識をベースに、このブログで「旅と宿のお得情報」を発信中。