
- W 台北でプラチナエリートが受けられる特典の全体像(アップグレード・朝食クレジット・レイトCO)
- ラウンジがないWホテルで朝食クレジット特典を最大限活用する方法
- 一般会員・ゴールドエリートとの差を金額換算したシミュレーション(3泊計算)
- 台北101ビューへのアップグレードを狙うアプリ手順と交渉フレーズ
- おしゃれ志向カップル・ショッピング派に最適な理由と注意点
台湾旅行でホテルを探していたとき、最初は「どうせプラチナ特典ならラウンジも使えるはずだ」と思い込んでいました。ところが実際にW台北に宿泊してみると、Wホテルにはエグゼクティブラウンジが存在しないことを現地で初めて知りました。チェックイン後にラウンジはどこですかと聞いたら、スタッフに「Wには設けていないのです」とやんわり教えられて、一瞬固まった記憶があります。
ただ、だからといってW台北のプラチナ特典が物足りないということは全くありません。ラウンジの代わりに用意されているのが朝食クレジット($25/人/日)という実用的な制度で、THE KITCHENやYENでの台湾グルメにそのまま使えます。アップグレードで台北101ビューの高層階スイートに案内され、WOOBARのカクテルをひとりで楽しむ夜は、Wホテルにしか出せない体験でした。
私はマリオットボンヴォイ プラチナエリートとして国内外のマリオット系列ホテルに年間30泊以上滞在しており、元旅行会社員・現ITコンサルタントの視点でプラチナ特典の使い方を発信しています。この記事では、W台北のプラチナ特典を特典ごとに詳しく解説するとともに、3泊でいくら節約できるかを具体的な数字でお伝えします。
W台北のプラチナ特典を徹底解説|台北101を見渡す最高峰デザインホテルで受けられる優遇まとめ
W 台北のプラチナエリート特典まとめ

まず一般会員・ゴールドエリート・プラチナエリートの特典差を整理します。Wホテルはラウンジが存在しないブランドのため、プラチナ特典の朝食は「クレジット形式」で提供される点が他のマリオット系列ホテルと大きく異なります。
| 特典項目 | 一般会員 | ゴールドエリート | プラチナエリート |
|---|---|---|---|
| ルームアップグレード | 空室次第 | 空室次第 | スペクタキュラー・スイート含む上位客室 |
| ラウンジアクセス | — | — | ※ Wホテルはラウンジなし |
| 朝食特典(2名) | — | — | 朝食クレジット $25/人/日 |
| レイトチェックアウト | 12:00まで | 14:00まで | 16:00まで |
| ウェルカムギフト | — | 250ポイント | 750ポイントまたはアメニティ |
| ボーナスポイント付与率 | 基本ポイントのみ | +25% | +50% |
プラチナ特典の実際:チェックインからチェックアウトまで
① アップグレードを確実に取る方法
W台北のアップグレード対象は「ワンダフル(スタンダード)」から「スペクタキュラー(台北101ビュー)」や上位スイートへの変更です。スペクタキュラールームは台北101を正面に臨む高層階の部屋を指し、通常予約では1泊あたり¥5,000〜15,000の追加料金が必要です。プラチナエリートであれば空室状況次第で無料アップグレードの対象になります。
アップグレードを狙う3つのポイント:
1. アプリからのチェックインリクエスト(チェックイン24時間前)
マリオットボンヴォイアプリの「チェックイン」機能から、希望の部屋タイプ(台北101ビュー / 高層階)をコメント欄に入力します。フロント担当者に伝わるため、当日の交渉より早い段階で優先配慮を受けられます。
2. チェックイン時の交渉フレーズ
「I'm a Platinum Elite member. Could you please upgrade me to a Spectacular room with a Taipei 101 view if available?」と伝えるのが最も効果的です。日本語が通じるスタッフもいますが、英語で明確にリクエストする方が意思が伝わりやすいです。
3. 閑散期の平日狙い
旧正月(1〜2月)・光復節(10月)・大晦日前後は満室になりやすく、スペクタキュラーへのアップグレードは期待しにくいです。2月下旬〜3月・9月の平日が最も確率が高い時期です。私が3月の平日に滞在した際は、チェックイン時に即スペクタキュラースイートへのアップグレードが確定しました。
② 客室レビュー

W台北のスタンダードカテゴリ「ワンダフル」は42〜50㎡と台北のホテルとしては広めの設計です。Wホテルらしいポップでモダンなインテリアが特徴で、ブラックとホワイトを基調にしたコントラストが強いデザインは、一般的なビジネスホテルとは全く異なる空間です。
アメニティブランドはBliss Spa。シトラス系の香りが特徴で、ボディウォッシュ・シャンプー・コンディショナーが大型ボトルで設置されています。バスタブはシャワーオンリーの部屋とバスタブ付きの部屋があるため、バスタブ希望の場合はアプリまたはチェックイン時にリクエストを入れておくのが安全です。
屋上の14Fプール「WET」は宿泊者無料で利用可能。台北101を横目に泳ぐ体験はW台北でしか味わえません。夜のライトアップ時間帯(19:00〜21:00前後)がもっとも映える時間帯です。
③ Wホテルにラウンジはない|朝食クレジット特典の詳細
冒頭でも触れましたが、Wホテルはブランドポリシーとしてエグゼクティブラウンジを設けていません。その代わりにプラチナエリートへは朝食クレジット $25/人/日が付与されます。日本円換算で1人あたり約¥3,750(1ドル≒150円換算)、2名分で1泊あたり約¥7,500相当です。
利用できるレストランはW台北内のTHE KITCHEN(オールデイダイニング)またはYEN(中国料理)が主な選択肢です。THE KITCHENでは台湾料理と洋食のビュッフェが提供されており、クレジットをそのまま充当して朝食が楽しめます。クレジット超過分は自己負担となるため、ビュッフェ料金が1,500〜1,800台湾ドル(約¥7,000〜8,500)の場合は超過分が発生する点に注意が必要です。
朝食クレジットはラウンジのように時間帯が拘束されないため、朝早く出発したい日は軽食にとどめ、ゆっくりできる日はビュッフェをフルに楽しむという使い分けができます。この柔軟性は、旅程が日によって変わる観光旅行では意外と便利です。
| 時間帯 | 場所・内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 7:00〜10:30 | THE KITCHEN:台湾料理+洋食ビュッフェ | $25クレジット充当可。超過分は実費 |
| 終日 | WOOBAR(スカイバー):軽食・ドリンク | クレジット対象外(有料) |
④ プラチナ朝食の詳細
朝食クレジット $25/人/日は、チェックイン時に部屋のキーカードと一緒に「Breakfast Credit」の案内カードが渡されます。レストランのレジでプラチナ会員であることを伝えれば自動的にクレジットが適用されます。
THE KITCHENのビュッフェには台湾定番の豆漿(甘口・塩味)、蛋餅(タマゴクレープ)、ルーローハンが揃い、洋食コーナーにはオムレツステーション・ベーコン・パンコーナーが充実しています。台湾の朝食文化を体験しつつ、慣れ親しんだ洋食も選べるハイブリッドな構成です。
提供時間は7:00〜10:30。信義区エリアの観光(台北101・ATT4FUN・新光三越)は10:00以降に開店するショップが多いため、8:30〜9:30に朝食を済ませてからショッピングに出発するリズムが台北滞在にぴったり合います。
⑤ レイトチェックアウト16:00を確実に取るコツ
プラチナエリートは16:00のレイトチェックアウトを申請できます。ただし100%保証ではなく、ホテルの稼働状況によっては15:00や14:00への変更を依頼されることがあります。
確実に16:00を確保するにはチェックイン時に即申請することが重要です。「I'd like to request a 4 PM late checkout as a Platinum Elite member.」と伝え、フロントに記録してもらいます。チェックイン時に確認するのが最も効果的で、翌日になってからでは対応が難しくなることがあります。
台湾・桃園国際空港発の深夜便(22:00〜翌1:00台)が充実しているため、16:00チェックアウト→信義区で夕食→桃園MRTで空港移動という旅程が自然に組めます。台北101周辺のショッピングモールは21:00〜22:00まで営業しているため、チェックアウト後の時間も十分に活用できます。
プラチナ特典の金銭価値シミュレーション(3泊計算)
プラチナ特典で実際にどれだけ節約できるかを、2名3泊の具体的な数字で計算します。
| 特典項目 | 計算根拠 | 節約額 |
|---|---|---|
| 朝食クレジット | $25×2名×3泊≒¥7,500×3 | 約¥22,500 |
| ルームアップグレード | スペクタキュラー差額¥10,000〜20,000/泊×3泊 | 約¥30,000〜60,000 |
| レイトチェックアウト | 12:00→16:00(4時間延長)の実費換算 | ¥5,000〜10,000相当 |
| ウェルカムギフト | 750ポイント≒¥1,500〜2,000相当 | 約¥1,500〜2,000 |
| 合計節約額(2名3泊) | — | 約¥59,000〜95,000 |
朝食クレジットの節約は金額が固定($25×2名×3泊=約¥22,500)ですが、ルームアップグレードが当たるかどうかで節約総額が大きく変わります。閑散期の平日3泊で試算すると、2名で¥60,000〜95,000相当の価値を無料で享受できる計算です。1泊あたりに換算すると約¥20,000〜32,000の割引効果があります。
注意点・失敗しないための3つのポイント
1. 「ラウンジ目的」でW台北を選ばない
繰り返しになりますが、Wホテルにはエグゼクティブラウンジがありません。ラウンジでのカクテルタイムや夜食を楽しみたい場合は、同じ信義エリアのJWマリオット台北やシェラトン台北の方が適しています。プラチナ特典の価値をラウンジに見出している場合は、W台北は期待と異なる体験になります。
2. 朝食クレジットの超過分は自己負担
$25のクレジットはTHE KITCHENのビュッフェ料金(1,500〜1,800台湾ドル≒¥7,000〜8,500)をカバーしきれない場合があります。クレジット超過分はクレジットカードに課金されるため、朝食前にスタッフに現在の料金を確認してから利用する習慣をつけると安心です。
3. 大晦日・旧正月の稼働率と特典制限
W台北は台北101の花火が見える立地のため、大晦日は特に人気が高く、プラチナ特典のアップグレードは通りにくいです。また、繁忙期はレイトチェックアウトが短縮される場合があります。記念日・特別な旅行は閑散期を選ぶのが賢明です。
このホテルが向いている人・向いていない人
| 詳細 | |
|---|---|
| 向いている人 |
・おしゃれなデザインホテルに泊まりたいカップル ・台北101・信義エリアでショッピング中心の旅 ・台湾が初めてで立地重視の旅行者 ・屋上プールやWOOBARのナイトライフを楽しみたい人 ・プラチナ特典でスペクタキュラースイートを狙いたい人 |
| 向いていない人 |
・ラウンジアクセスを最重要視する人 ・ビジネス出張でミーティング設備・静かな環境が必要な人 ・台湾高鐵利用で台北駅周辺の利便性が必要な人 ・W台北の現金相場(¥30,000〜65,000/泊)が予算オーバーの場合 |
W 台北の基本情報
| 正式名称 | W Taipei |
| 所在地 | 10 Zhongxiao East Road Section 5, Xinyi District, Taipei(信義区・台北101エリア) |
| ブランド | W Hotels(マリオット系列・台北唯一のWホテル) |
| カテゴリ・ポイント目安 | カテゴリ5〜6(25,000〜50,000ポイント/泊) |
| 客室数・階数 | 405室(全31階建て) |
| スタンダード客室面積 | 42〜50㎡(ワンダフルルーム) |
| アメニティブランド | Bliss Spa(シトラス系) |
| 現金相場 | 1泊¥30,000〜65,000(シーズンにより変動) |
| 最寄り駅 | MRT板南線・市政府駅から徒歩約5分 |
| 周辺施設 | 台北101(徒歩圏)・新光三越・微風・ATT4FUN・統一時代百貨 |
| 主要ホテル施設 | WOOBAR(スカイバー・屋上)、THE KITCHEN TABLE(オールデイダイニング)、WETプール(14F)、フィットネスセンター |
プラチナ特典を最大限活かすコツ
W台北でプラチナ特典を最大化するには、「ラウンジを期待しない・朝食クレジットを使い倒す・アップグレードは閑散期狙い」の3点を軸にした滞在設計が重要です。
朝食クレジットの使い方は賢く選択することで満足度が上がります。$25クレジットが朝食ビュッフェをカバーしきれない場合でも、コーヒー+軽食だけにとどめて超過分ゼロにするか、思い切って台湾料理フルコースを堪能して超過分は観光費感覚で払うかを事前に決めておくとスムーズです。
WOOBARは宿泊者でも有料施設のため、プラチナ特典の範囲外です。ただし、台北101の花火を見ながらのカクテルは体験としての価値が高く、旅の1回は予算として組み込む価値があります。信義エリアのナイトライフとWOOBARを組み合わせた夜の過ごし方は、W台北ならではの黄金パターンです。
台北でのマリオット系列ホテル選びで、ラウンジ重視ならJWマリオット台北が有力候補です。両ホテルの比較については台北マリオット系列ホテル比較ガイドもあわせてご参照ください。また、プラチナエリートを目指すポイント獲得戦略はマリオットボンヴォイのポイント活用術で詳しく解説しています。
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筆者プロフィール
元旅行会社員・元リクルートで飲食企画営業に従事。現在はITコンサルタントとして活動。マリオットボンヴォイ プラチナエリート会員。MBAプレミアム(旧SPGアメックス)やANASFC資格を保有し、ポイントとマイルを組み合わせたほぼ無料の旅行を複数回実現。旅行会社員時代の知識をベースに、このブログで「旅と宿のお得情報」を発信中。