
2026年4月18日、SGCホール(東京ガーデンシアター)。サカナクションが提示した「第1部:ファン投票」「第2部:スタッフリクエスト」という極めてコンセプチュアルな二部構成のステージをレポートします。
バンドとファン、そしてチームサカナクションの絆が浮き彫りになった、濃密な一夜を振り返ります。
【サカナクションSGCセトリ】LIVE at SGC HALL ARIAKE | サカナクション
セットリスト
2026.04.19公演
multiple exposure
アムスフィッシュ
白波トップウォーター
目が明く藍色
いらない
エンドレス
シーラカンスと
mellow
human
三日月サンセット
SORATO
ミュージック
キャラバン
僕と花
夜の東側
開花
怪獸
新宝島
2026.04.18公演
multiple exposure
アムスフィッシュ
白波トップウォーター
目が明く藍色
いらない
エンドレス
シーラカンスと
mellow
human
三日月サンセット
SORATO
ミュージック
キャラバン
僕と花
夜の東側
開花
怪獸
新宝島
🐟 第1部:ファンが選んだ「裏ベスト」の深淵
幕開けは『multiple exposure』。静かな熱狂のなか始まった第1部は、まさに「ファンの、ファンによる、ファンのための」ディープな選曲となりました。
10位の『アムスフィッシュ』から1位の『SORATO』まで、ランキングを遡るごとに会場の空気は密度を増していきます。特に7位の『目が明く藍色』では、ホール全体を包み込むような圧倒的なライティングと音響が、サカナクションが持つ芸術性を再認識させました。
ファン投票1位に輝いた『SORATO』から、ダンスミュージックの真骨頂『ミュージック』へと繋ぐラストスパートは、もはや圧巻の一言。会場全体が巨大なクラブへと変貌しました。
⚙️ 第2部:チームサカナクションが愛する楽曲たち
一転して第2部は、長年バンドを支えてきたクリエイターやスタッフたちのリクエストに応えるという、温かくもマニアックな時間。
MVを手掛ける田中監督や、音響の浦本さんといった「チーム」の面々が選ぶ楽曲は、『キャラバン』や『夜の東側』など、今のバンドの成熟した演奏で聴くとまた新たな表情を見せる名曲ばかり。曲間のMCでは、それぞれのスタッフとの絆を感じさせるエピソードも語られ、サカナクションというプロジェクトの層の厚さを感じさせました。
フィナーレは『怪獸』から、国民的アンセム『新宝島』へ。「アンコールなし」という潔い構成も、今の彼ららしい、一点の曇りもない完璧な終幕でした。
Editor's Note
人気曲に甘んじることなく、マイナーな名曲(深海曲)が上位を占めるファンの熱量に驚かされました。また、スタッフのリクエストという形で裏方にスポットを当てる構成は、サカナクションが「音楽を総合芸術として捉えている」ことの何よりの証明と言えるでしょう。