旅行記

ゆづくしSalon一の坊(仙台市作並温泉)宿泊記① | 元旅行のプロイチオシ客室やオールインクルーシブの楽しみ方を解説

ゆづくしSalon一の坊(仙台市作並温泉)宿泊記① | 元旅行のプロイチオシ客室やオールインクルーシブの楽しみ方を解説

ゆづくしSalon一の坊ロゴ

こんにちは。元大手旅行会社勤務&リクルート勤務のもとりょこです!
以下のような経験をもつ私が、
仙台駅から1時間以内という好アクセスの作並温泉の中で特に人気の宿、
『ゆづくしSalon一の坊』に宿泊してきましたので、元旅行のプロとしてのレビューを共有します!

  • 20歳の時に47都道府県制覇を決意。24歳で達成
  • 新卒で大手旅行会社に入社。法人営業として国内外問わず旅行を包括的に提案・ホテルを研究
  • リクルートに転職。飲食関連の企画営業として勤務し飲食店の目利きに自信あり
  • 2021年ANASFC会員資格保有
  • マリオットボンヴォイプラチナエリート資格保有

作並温泉 ゆづくしSalon一の坊とは?

ゆづくしSalon一の坊とは、宮城県仙台市の作並温泉に位置する温泉宿です。
作並温泉は仙台駅から車や電車で1時間以内にあるアクセサビリティの高い温泉街です。
さらに作並温泉にはニッカウイスキーの宮城峡蒸留所があります。
急になんの話やねん?と思った方、数行ですのでぜひ目を通してくださいm(_ _)m

ニッカウイスキー宮城峡蒸留所では名前の通り「宮城峡」というウイスキーを製造しております。
突然ですが、美味しいお酒を作るためにもっとも重要なものはなんでしょうか?
細かいウイスキー作りの話は割愛しますが、答えは水です。
(気になる方にはニッカウイスキー宮城峡蒸留所の工場見学をおすすめします。
ニッカの歴史とウイスキーの作り方を存分に学ぶことができ、一見の価値ありです。)
そのため、蒸留所の立地選びにあたり周辺の自然環境は非常に重要といえます。

話はそれましたが、何が言いたかったかといいますと、
作並温泉はニッカがウイスキー作りに適していると判断したほど素晴らしい自然環境である ということです。
そんな作並温泉の素晴らしい自然環境を味方に付け、
宮城県の景勝地 日本三景松島などにも一流宿を展開している名門「一の坊リゾート」が運営している宿が
「ゆづくしSalon一の坊」です。

さらに、宿泊予約サービス「Relux(リラックス)」が2024年6月26日に発表した
2024年上半期 人気のホテル・旅館ランキング」東北版にてTOP10にランクインし、いま注目度が非常に高いホテルです。
そんなゆづくしSalon一の坊ですが、本館と別館の2棟から成り客室数86室で、客室の種類も非常に多いです。
これは旅行会社での勤務経験からわかったことですが、
旅館・ホテルを選ぶうえで重要なのはもちろん宿本体ではありますが、客室により宿泊体験が大きく異なることも多いです。
客室選びを侮り、せっかくの宿泊体験が残念なものにならないように、精一杯情報共有していきますのでぜひ最後までご覧ください!


★この記事を読んでわかること
・ゆづくしSalon一の坊の客室の選び方
・ゆづくしSalon一の坊のオールインクルーシブの楽しみ方
・ゆづくしSalon一の坊の温泉
・ゆづくしSalon一の坊周辺観光


ゆづくしSalon一の坊の客室の選び方

さっそく客室の選び方を解説します。
旅行慣れしている方でも無思考でとりあえず一番安いお部屋を選ぶ という方も多いのではないのでしょうか?
自分も旅行会社に入社するまではそのような選び方をしていました。
ビジネスホテルなどはそのような選び方でも損をせずに済む可能性も高いですが、
一定高級な旅館などでは実は非常にもったいないことをしてしまっている可能性があります。

ではどのように客室を選べばよいのでしょうか?
結論から申し上げると、ポイントは ①客室の種類・特長を把握する ②館内の構造を把握して宿泊時の動きをイメージする です。
ひとつずつ解説していきます。

①客室の種類・特長を把握する

まず1つめのポイントは客室の種類・特長を把握するです。
ゆづくしSalon一の坊の客室と広さ、ある日付での参考価格をまとめてみました。

部屋カテゴリ広さ参考価格
露天風呂付デラックスキングダブル(里山Seyryu 5,6F)40㎡+テラス12㎡¥ 104,000
露天風呂付デラックスツイン(里山Seyryu 4F)40㎡+テラス12㎡¥ 106,000 
771プレミアビュースイート  【源泉かけ流し露天風呂/ロウリュサウナ付き】83㎡+テラス28㎡¥ 212,000
772プレミアビュースイート  【源泉かけ流し露天風呂/ロウリュサウナ付き】100㎡+テラス21㎡¥ 212,000
773プレミアビュースイート 【源泉かけ流し露天風呂/ロウリュサウナ付き】93㎡+テラス25㎡¥ 212,000
ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)49㎡+テラス11㎡¥ 81,000 
スーペリアトリプル(里山Seyryu 3F)52㎡不明
ツイン(温泉倶楽部4~6階)30㎡¥ 63,000
ダブル(温泉倶楽部4階)部屋により異なる不明
ワイドシングル(温泉倶楽部4階)部屋により異なる不明

ご覧の通り、同じ旅館の中でも6万円程度のものから、20万円超えのお部屋まであります。
(客室露天風呂とサウナ付きというのはユニークで素晴らしいですね。。。)

冒頭でも話しましたが、ゆづくしSalon一の坊には、
「里山Seyryu」と「温泉倶楽部」という2つのフロアがあるようです。
「里山Seyryu」とは2023年春にGRAND OPENした新しい客室タイプのようで、とてもきれいな客室たちのようです。

この中で最も安い「ツイン(温泉倶楽部4~6階)」に+2万円奮発することで、
49㎡+テラス11㎡でほぼ広さが倍でハンモックもついた「ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)」に
宿泊することができます。

このようにお部屋により基本スペックや趣が異なることはよくあるので、
宿泊する宿の客室をしっかり確認することをおすすめします。

②館内の構造を把握して宿泊時の動きをイメージする

客室選びのポイント2つ目は、館内の構造を把握して宿泊時の動きをイメージする です。
基本的に旅館・ホテルの公式サイトには館内マップが掲載されています。
客室情報だけ見て予約をして実際行ってみたらロビーから部屋が遠すぎて大変だった というような経験はないでしょうか?
特に旅館などでは温泉や朝食夕食会場への行き来があるので、要注意です。

ゆづくしSalon一の坊は後述するようにオールインクルーシブで様々な催し物が開催されるホテルです。
なのでなおさら催し物の会場へのアクセスは重要になってきます。

実際に見てみましょう。
ゆづくしSalon一の坊の②館内マップ はこちら。

ゆづくしSalon一の坊館内マップ
引用元:https://www.ichinobo.com/sakunami/facilities/images/map.pdf

この旅館の特徴としては、温泉が複数ありオールインクルーシブで様々な催し物が開催される ため、
せかせかと館内を動きまわる頻度が多くなる と思います。
先程の「温泉倶楽部」「里山Seyryu」のフロアの位置を確認してみましょう。

おわかりになりますでしょうか?
「里山Seyryu」フロア直下にフロント(≒くつろぎSalon)・温泉施設があり、一つのエレベーターで行き来できるのです!
温泉倶楽部に泊まると比較的各ポイントとの距離が遠くなるようですね。

先ほどポイント①でお伝えした内容と、
今回の滞在中の動き方から逆算した客室位置・2023年にGRAND OPENしたばかり という点から今回は
私は、ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F) を予約しました。

露天風呂付きの客室も良いなぁと思ったのですが、
そもそも露天風呂付きの客室をチョイスする時はとにかく客室でゆっくりしたい という時なので、
温泉も複数ありオールインクルーシブでせかせかと館内を動きまわる頻度が多くなるはずのこちらの旅館と、
親和性がそこまで高くないのでは、、、?と思いチョイスしませんでした。

(くどくど語ってますが、単純にセレブではないので記念日旅行などではないとそこまで奮発はできません。我慢。)

ゆづくしSalon一の坊宿泊記

ここまでは予約段階での客室の選び方 をお伝えしてきました。
ここからは実際予約日当日になり、ゆづくしSalon一の坊に宿泊したうえでの感想を旅行のプロ目線で共有してまいります!

チェックイン

ゆづくしSalon一の坊ロビー

当日は仙台からレンタカーを借りて向かいました。
この後ニッカウイスキー宮城峡蒸留所で蒸留所見学&試飲ツアーを申し込んでいたため、
先に車を旅館に駐めて荷物をフロントに預けてるため早めに訪問しました。
そのため宿泊客はほとんどおりませんでした。

ロビーは日本旅館という感じで温かみがあります。

宮城峡蒸留所の見学をして戻りチェックインしたい旨をスタッフさんに伝えると、
炉端などを含む空いている席に座ってお待ちくださいとのこと。

ほどなくするとスタッフさんが席まで来てくださり、チェックイン手続きが始まりました。
3分程度で館内の説明を受けて館内説明パンフレットをいただきチェックインは完了となりました!
自分は事前に入念に館内のことを調べていたため、スムーズで非常に良いと思いました◎

ロビー

ゆづくしSalon一の坊 雲錦だん炉

入口から見て左手にはお庭があります。
夏だったのでオープンスペースとなっておりました。
開放感があり、リゾート地に休暇に来た!という気持ちになり最高です。

ゆづくしSalon一の坊ロビー

お庭を眺めるソファーもたくさんありました。

ゆづくしSalon一の坊ロビー

売店

ロビー階にある売店もかなり充実しておりました。

ゆづくしSalon一の坊売店ニッカウイスキー

ニッカウイスキー宮城峡蒸留所が10分圏内にあることからか、
ニッカの宮城県内限定流通のブレンデッドモルトウイスキー「伊達」や、
全国に流通しているもののなかなかお目にかかれない
「竹鶴ピュアモルト」などのニッカのレアウイスキーも販売されていました!
「竹鶴ピュアモルト」は宮城峡蒸留所のお土産ショップでも販売されてなかったので驚きました。

※この日の夕食会場ではこの「伊達」が飲み放題でした!
気になる方はこちらの宿泊記2をぜひご覧ください。

ゆづくしSalon一の坊のオールインクルーシブ体験記

さて、チェックインし売店も見たところで客室へ行こうと思っていたのですが、実はそうはしませんでした。
チェックイン時にスタッフさんから、17:00まであちらでぜんざいを提供しておりますと言われたのです。
チェックインしたのは16:00頃で、一度部屋に戻ってからではドタバタすると思い、そのままぜんざいをいただきました。

ゆづくしSalon一の坊ぜんざい

なぜぜんざい?と困惑しますよね?
これこそが前述の「里山リトリート」をコンセプトにしたオールインクルーシブの宿 である所以です。

リトリートとは「忙しい日常から一時的に離れて、心身をリフレッシュして自分と向き合う時間を過ごす旅」のことです。
オールインクルーシブとは「旅行代金にホテル施設内の飲食、その他施設/アクティビティ料金が含まれているサービス」のことです。

今回の滞在中にはぜんざいから始まり、以下ような時間帯限定のサービスがたくさんありました!
大まかに伝えると以下のような形になりますが、
ホームページの情報・パンフレットの情報・実体験を元に、時系列に沿ってじっくりと解説していきます!

サービス内容具体的なサービス内容
くつろぎsalon内のサービスごごカフェ・あさカフェ・ナイトサロン・生演奏
ゆあがりDaicon茶屋かき氷と飲み物
3箇所の温泉時間入れ替え制の温泉
夕食ビュッフェ手しごとビュッフェ さくらダイニングにて
朝食ビュッフェ手しごとビュッフェ さくらダイニングにて

くつろぎsalon

ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

まずはくつろぎsalonです。
くつろぎsalonとは、ライブラリー・ギャラリー併設の宿泊者が全員利用できるラウンジです。
7:00〜22:00までの営業で、ドリンクバーや軽食が用意されており、時間帯により提供されるものもかわってきます。

ごごカフェ・あさカフェ湯上がり生ビール・挽き立てコーヒー・季節のジェラート・ワインやピクルスなど
朝はサイフォンコーヒー
ナイトサロンブランデー・ウイスキー・珈琲・紅茶・湯上りドリンク など
ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

入口には、赤しそスカッシュ やデトックスウォーター、ジュースなどがありました。

ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

入口から少し進むとルピシアの紅茶が。
ルピシアを滞在中いつでも飲み放題なのは嬉しいですね。

ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

ルピシアの通路を挟んで向かい側にはサイフォン式のコーヒーが。
サイフォンは19世紀の初め頃にヨーロッパで開発されたもののようです。
トレーごと持っていく方式で、使い方も記載があり親切です。

ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

最も奥にはライブラリがありました。
仙台がモチーフの漫画「ブルージャイアント」など、宮城県関連の本がたくさんありました。

ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

宮城県ではないですがお隣岩手県が生んだ大スター 大谷翔平選手関連の本の特設コーナーも⚾️

ゆづくしSalon一の坊くつろぎsalon

客室:ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)

ゆづくしSalon一の坊客室:ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)

さて、チェックイン後のロビーだけでかなりの量になってしまいましたが、客室も紹介していきます。
今回は元旅行のプロ目線で入念に事前リサーチをし、ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)に宿泊をしましたが、
実際に滞在してみてばっちり狙い通りだったので、上記のお部屋を選んだ背景も含めて共有していきます!

温かみのあるウッド調のお部屋と、開放感のある窓の外の緑がとても落ち着きます。

ゆづくしSalon一の坊客室:ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)

テラスから見る景色も美しかったです。

ゆづくしSalon一の坊客室:ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)
ゆづくしSalon一の坊客室:ハンモックテラススーペリアツイン(里山Seyryu 2F)

ゆづくしSalon一の坊の温泉

続いては温泉を紹介していきます!
ゆづくしSalon一の坊には大きく3つの温泉があります。
それぞれ撮影禁止だったので、公式サイト の写真を拝借しながら紹介していきます。

1.大浴場「丸子の湯」(おすすめ度★★)

大浴場「丸子の湯」

まずは大浴場です。
自然保護観点でボディソープ・シャンプーなどは露天風呂にはおいておらず、体を洗うなどは基本的に大浴場で行う必要があります。

こちらのおすすめポイントは湯枕です!
湯枕を用いて寝湯のように入浴でき、めちゃくちゃリラックスできます!

大浴場「丸子の湯」

2.露天風呂「自然風呂」(おすすめ度★)

こちらは男女入れ替え制のお風呂です。筆者が宿泊した際には1日目が男性のタイミングでした。

写真からは伝わりにくいですが、木造の階段を降りた先にあり、奥にはむき出しの自然があり、
まるで"湯殿"といった佇まいです。

筆者が入浴した際には他の宿泊客はいなかったのでリラックスできましたが、
温泉自体はかなり小さいので入浴のタイミングは選んだほうがよいかもしれません。

露天風呂「自然風呂」

3.広瀬川源流露天風呂(おすすめ度★★★)

広瀬川源流露天風呂

こちらも男女入れ替え制のお風呂です。筆者が宿泊した際には2日目朝が男性のタイミングでした。
以下のお風呂から構成されております。
河原の湯
立ち湯
清流の湯
眺望の湯
よもぎのハーブミストサウナ

結論こちらがこれまで入った露天風呂の中でもTOPレベルに良い最高の露天風呂でした!
これまた画像では伝わりにくいのですが、
奥がU字型の渓流になっており、真正面に川のせせらぎを聞きながらバリエーション豊かな温泉に入ることができます。

番外編:ゆあがりDaicon茶屋

温泉ではないですが、湯上がりスペースがあります!

こちらでは17:00までラムネや麦茶・かき氷を提供してくれてます!
お風呂上がりのかき氷、筆舌に尽くしがたいです。

まとめ

ここまでで盛りだくさんになってしまったので、次回に続きます!
次回記事では、手しごとビュッフェ さくらダイニングでの夕食・朝食を中心に、
ニッカウイスキー宮城峡蒸留所の見学体験について共有していきます!

どれも想像を超えるクオリティだったのでぜひご覧になってみてください!

ゆづくしSalon一の坊の基本情報

住所〒989-3431 宮城県仙台市青葉区作並字長原3
TEL0570-05-3973
交通アクセスJR仙山線「作並駅」より無料送迎あり【要事前予約】
チェックイン/アウト15:00 (最終チェックイン:18:00)/ 11:00
夕食時間17:00~20:00(Lo 19:30)
朝食時間7:30~9:00(Lo 9:00)
駐車場約80台 ※平置き 無料
総部屋数86室
その他特記事項オールインクルーシブ
公式URLhttps://www.ichinobo.com/sakunami/

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