
ハネムーンに100万円以上かけるのは当たり前——そう思っていませんか。実際には、ANAマイルとマリオットポイントを組み合わせることで、航空券往復+高級ホテル数泊分をほぼポイントで賄い、実質10万円以下に抑えることすら可能です。
私はANA SFC保有者でマリオットボンヴォイのプラチナエリートです。自身のハネムーンでもマイル×ポイントの二刀流を活用しました。ハワイのロイヤルハワイアンホテルに5泊し、現金で支払えば150万円を超える旅程を、ポイント+諸税のみで実現しています。「マイルもポイントも貯まっているけど使い方がわからない」というカップルに向けて、具体的な手順と目的地別の試算を解説します。
- なぜハネムーンにマイル×ポイントが最適なのか
- 目的地別のマイル・ポイント必要数と費用シミュレーション
- 結婚前から逆算した準備スケジュール
- よくある失敗とその回避策
ハネムーンの費用を大幅に下げるANAマイル×マリオットポイント活用術
なぜハネムーンがマイル×ポイントの「最高の使い場」か
1マイルの価値がハネムーンで最大化する理由
ANAマイルは使い方によって1マイルあたりの価値が大きく変わります。
| 用途 | 1マイルあたりの価値 |
|---|---|
| 国内線エコノミー特典航空券 | 約1.5〜2円 |
| 国際線エコノミー特典航空券(近距離) | 約3〜5円 |
| 国際線ビジネスクラス特典航空券(長距離) | 約8〜20円 |
ハネムーンでビジネスクラスを使う場合、1マイルの価値が最大になります。ヨーロッパ行きビジネスクラスの現金価格は往復60〜100万円超ですが、特典航空券なら95,000マイルで取れます。1マイル=10〜15円相当の価値が出る計算です。
マリオットポイントがハネムーンで輝く理由
マリオットボンヴォイのポイント宿泊は、現金価格の高い時期ほどポイントの価値が上がります。ハネムーンのハイシーズン(春・夏・年末)は客室単価が通常の1.5〜3倍になることが珍しくなく、この時期にポイント宿泊すると1ポイント=2〜3円相当の価値になります。
たとえばモルディブのマリオット系リゾートは通常1泊10〜20万円します。これをポイント宿泊に置き換えると、3泊分で60〜100万円分の宿泊費が実質無料になります。
目的地別シミュレーション
ハワイ(ホノルル)ビジネスクラス+マリオット系ホテル
| 項目 | 現金払いの場合 | マイル+ポイント活用 |
|---|---|---|
| 航空券(ビジネスクラス・2名往復) | 60〜100万円 | ANA特典航空券 80,000×2=160,000マイル(2名分) |
| ホテル(ワイキキのマリオット系・5泊) | 50〜80万円 | マリオットポイント宿泊(30,000〜50,000P/泊×5泊) |
| 合計 | 110〜180万円 | マイル+ポイント(諸税・現地費用のみ:10〜20万円程度) |
ハワイはANA特典航空券のビジネスクラスが1人40,000マイル(片道)から取れます。2名往復で160,000マイルが目安です。ワイキキのシェラトン・ワイキキやマリオット・ワイキキ・ビーチ・リゾートはマリオットポイント宿泊の対象です。
バリ島(デンパサール)ビジネスクラス+マリオット系リゾート
| 項目 | 現金払いの場合 | マイル+ポイント活用 |
|---|---|---|
| 航空券(ビジネスクラス・2名往復) | 50〜80万円 | ANA特典航空券 55,000×2=110,000マイル(2名分) |
| ホテル(ウブドのW・St.レジス等・5泊) | 60〜100万円 | マリオットポイント宿泊(50,000〜85,000P/泊×5泊) |
| 合計 | 110〜180万円 | マイル+ポイント(諸税・現地費用のみ:10〜15万円程度) |
バリ島のW バリ ウブドやセントレジス バリは、プールヴィラが1泊5〜10万円台の高級リゾートです。ポイント宿泊すれば5泊分50万円以上をポイントで賄えます。
モルディブ ビジネスクラス+マリオット系リゾート
| 項目 | 現金払いの場合 | マイル+ポイント活用 |
|---|---|---|
| 航空券(ビジネスクラス・2名往復) | 60〜90万円 | ANA特典航空券 55,000×2=110,000マイル(2名分) |
| ホテル(モルディブのSt.レジス等・5泊) | 150〜300万円 | マリオットポイント宿泊(85,000〜100,000P/泊×5泊) |
| 合計 | 210〜390万円 | マイル+ポイント(諸税・水上飛行機代等:20〜30万円程度) |
モルディブはポイントの価値が最も高く出る目的地です。現金では手が届かない水上コテージが、マリオットポイントなら3〜5泊分を現実的な範囲のポイント数で取れます。私自身がモルディブのセントレジスに5泊した際、現金換算で約250万円相当の滞在をポイントで実現できました。
ヨーロッパ(パリ・ローマ・プラハ)ビジネスクラス+マリオット系ホテル
| 項目 | 現金払いの場合 | マイル+ポイント活用 |
|---|---|---|
| 航空券(ビジネスクラス・2名往復) | 100〜200万円 | ANA特典航空券 95,000×2=190,000マイル(2名分) |
| ホテル(都市ホテル・7泊) | 40〜100万円 | マリオットポイント宿泊(20,000〜60,000P/泊×7泊) |
| 合計 | 140〜300万円 | マイル+ポイント(諸税・現地費用のみ:15〜30万円程度) |
ヨーロッパはビジネスクラスの現金価格が最も高く、1マイルの価値が最大化します。パリのシェラトン・グランド・パリ・ポワンシー等はマリオットポイント宿泊が可能です。
目的地別おすすめタイプ——どのカップルに向いているか
| こんなカップルに | おすすめ目的地 | 理由 |
|---|---|---|
| 費用圧縮額を最大化したい | モルディブ | 現金価格が最高額なのでポイント価値が最大になります |
| 初めての海外2人旅で安心感重視 | ハワイ | 英語対応が整っており、マリオット系ホテルも充実しています |
| リゾート+文化体験を両立したい | バリ島 | マイル必要数が少なく、プールヴィラでの滞在が現実的です |
| ヨーロッパ旅行が夢だった | パリ・ローマ | ビジネスクラスの現金価格が高く、マイルの価値が最大化します |
結婚前から逆算した準備スケジュール
ハネムーンまでの逆算タイムライン
| 時期(ハネムーンからの逆算) | やること | 目標 |
|---|---|---|
| 2〜3年前(婚約前後) | ANAマイレージクラブ・マリオットボンヴォイへの登録。メインカードをマリオットアメックスプレミアムまたはANAカードに統一 | ポイント・マイルの積算を開始する |
| 1.5〜2年前 | 目的地を2〜3候補に絞る。目標マイル数・ポイント数を計算する。現在の残高と目標の差分を把握 | 必要数の80%を確保する計画を立てる |
| 1年前 | ANA特典航空券の申込可能日(搭乗360日前)を確認。ビジネスクラスの空席状況を確認しておく | マイル残高を目標数まで積み上げる |
| 11〜10ヶ月前 | ANA特典航空券の申込解禁(360日前)。空席が出次第すぐ予約。不足マイルはマリオットポイントから移行で補完 | 航空券を確保する |
| 9〜6ヶ月前 | マリオットのポイント宿泊枠を確保。人気リゾートは早期に埋まるため、航空券確保直後にホテルも押さえる | ホテルを確保する |
| 2〜3週間前 | マリオットポイントをANAマイルへ追加移行する場合はここまでに完了(反映に2週間かかる) | 全予約の最終確認 |
マイル・ポイントが不足する場合の補完手段
2年間の積算では目標数に届かないケースもあります。その場合の補完手段を優先順で示します。
- マリオットポイント → ANAマイル移行:60,000P単位で移行すると+5,000マイルのボーナスが付きます。実質2.4P=1マイルで補完できます
- ふるさと納税で宿泊券を取得:国内のハネムーン前泊・後泊をふるさと納税宿泊券で賄い、マイル・ポイントをメイン目的地に集中させます
- ANAカードのボーナスマイル:カード入会ボーナス・決済ボーナスを活用します。新規入会時に10,000〜30,000マイルのキャンペーンが実施されることがあります
- マリオットポイントの購入:マリオットでは一定量のポイント購入が可能です(コスパは悪いですが「あと少し足りない」時の最終手段)
よくある失敗と回避策
失敗1:ビジネスクラスの空席を取り逃がす
ANA特典航空券のビジネスクラス枠は少なく、特に2名以上での取得は難易度が高いです。360日前の申込解禁日(深夜0時)に即アクセスするのが基本です。人気路線(ハワイ・ヨーロッパ)は解禁初日に埋まることが珍しくありません。
回避策:搭乗日の360日前にカレンダーでリマインドを設定しましょう。解禁日の0時に予約サイトにアクセスできるよう準備してください。
失敗2:マイルをギリギリまで移行しない
マリオットポイント → ANAマイルの移行には通常2週間程度かかります。特典航空券の申込と同時に移行しても間に合わない可能性があります。
回避策:特典航空券の申込解禁日の2〜3週間前に移行を完了させてください。移行は一方向(マリオット→ANA)で取り消し不可のため、目標マイル数が確定してから動くことが重要です。
失敗3:マリオットポイントが失効する
マリオットボンヴォイのポイントは24ヶ月間アカウントの活動(積算・使用・移行)がないと失効します。積み上げたポイントを眠らせたまま気づかずに失効するケースがあります。
回避策:少額でもマリオット系ホテルを定期利用するか、ポイントを部分的に移行して失効リセットをかけてください。マリオットアメックスカードを保有して定期的に利用するのが最も確実です。
失敗4:2名分のマイルが揃わない
特典航空券は1人分ずつ別々に申し込むことも可能ですが、同一便の2席を同時確保するには2名分のマイルが必要です。パートナーのANAアカウントにもマイルを積んでおく必要があります。
回避策:婚約後はパートナーのANAマイレージクラブ・マリオットボンヴォイへの登録と積算を開始してください。家族カード(マリオットアメックスは本会員のアカウントに合算)の活用も有効です。
✈ プレミアムカードに申し込む
紹介リンク経由での申込みで、通常より多くのボーナスポイントが付与される場合があります。
※アメリカン・エキスプレスの公式ページに遷移します
まとめ
- ANAマイル(ビジネスクラス特典航空券)×マリオットポイント(高級リゾート無料宿泊)の二刀流でハネムーン費用を100〜200万円以上圧縮できます
- 1マイルの価値は国際線ビジネスクラスで最大(8〜20円相当)。ハネムーンが最も価値ある使い場です
- 目的地別の必要数:ハワイ160,000マイル(2名)、バリ・モルディブ110,000マイル(2名)、ヨーロッパ190,000マイル(2名)が目安です
- 準備は婚約と同時に開始してください。特典航空券は360日前解禁を逃さないことが鉄則です
- マイルが不足する場合はマリオットポイント移行(60,000P→25,000マイル・ボーナス込)で補完できます
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この記事を書いた人
元旅行会社員(添乗経験あり)。現在はSEOコンサルタントとして活動しながら旅行ブログを運営。マリオットボンヴォイ プラチナエリート・ANA SFC(スーパーフライヤーズカード)保有。年間数十泊の宿泊経験をもとに実際に使える情報を発信しています。