
こんにちは。元大手旅行会社勤務&リクルート勤務のもとりょこです!
以下のような経験をもつ私が旅行に関するあれこれを発信するブログです。
このブログについて
元大手旅行会社勤務を経てリクルートで飲食企画営業を経験した筆者が旅行と飲食に関連する有益な情報を紹介するブログです。
主な保有資格:旅行業務取扱管理者・ANASFC会員資格・マリオットボンヴォイプラチナエリート会員資格
今回は2024年に開業したJR大阪駅直結のラグジュアリーホテル
「THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル オートグラフコレクション)」に
宿泊して滞在中に感じたことを率直にレビューしていきます!
THE OSAKA STATION HOTEL, Autograph Collection(大阪ステーションホテル オートグラフコレクション)は、
かつての「初代大阪駅」の歴史を紡ぐモダンな空間と、天空の客室からの絶景が魅力です。
本記事では、マリオットボンヴォイプラチナエリート資格を保有する筆者が、
旅行のプロ目線で大阪ステーションホテルに宿泊して感じたことを正直にレビューしていきます!
20歳の時に47都道府県制覇を決意。24歳で達成
新卒で大手旅行会社に入社。法人営業として国内外問わず旅行を包括的に提案・ホテルを研究
リクルートに転職。飲食関連の企画営業として勤務し飲食店の目利きに自信あり
2021年ANASFC会員資格保有
マリオットボンヴォイプラチナエリート資格保有
大阪ステーションホテル宿泊記 | プラチナ特典・部屋の様子をブログで徹底レビュー
大阪ステーションホテル オートグラフコレクションとは?
「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」は、
マリオット・インターナショナルが展開する個性豊かな独立系ホテルのコレクション、
「オートグラフ コレクション」の一つとして、2024年7月31日に開業しました。
まずはホテルの基本情報と、圧倒的な利便性を誇るアクセスについて紹介します。
大阪ステーションホテルは、JR大阪駅の新しい顔である「JPタワー大阪」の高層階に入居しています。
アクセスは抜群で、JR大阪駅の「西口改札」と直結。
改札を出てすぐ右手にホテルのエントランス(1階)へ続く通路があります。
雨の日でも傘をささずにチェックインできるのは、旅行者にとって最大のメリットです。
同じビル内には商業施設「KITTE大阪」もあり、食事や買い物に困ることはありません。

最大の魅力は、JR大阪駅西口改札に直結という抜群のアクセスを誇り、
JPタワー大阪内に位置することです。
1874年(明治7年)初代大阪駅があった歴史ある場所に誕生し、
「THE OSAKA TIME」をブランドコンセプトに、
この土地が紡いできた歴史や文化を未来へ継承するという思いが込められています。
客室は全室30階以上の高層階に配置されており、
大阪のダイナミックな街並みを眼下に望む美しい眺望が特徴です。
館内には、豪華列車の食堂車をイメージしたダイニング&グリルや、
鉄板焼、秘密めいたメインバーなど、「天下の台所」にふさわしい食の魅力を堪能できる施設が充実しています。
初代大阪駅の歴史を感じるロビー「THE LOBBY LOUNGE」

大阪ステーションホテルの特徴は、初代大阪駅の歴史を感じるロビー「THE LOBBY LOUNGE」です。
直通エレベーターで29階に上がると、そこは別世界。ロビーエリア「THE LOBBY LOUNGE」が広がります。
天井が高く開放的な空間には、かつての駅の改札をモチーフにしたデザインや、
鉄道のダイヤグラムを模したアートワークが散りばめられています。
「オートグラフ コレクション」らしい、その土地の歴史や独自性を大切にしたデザインに心を奪われます。
枕木を積み重ねたオブジェや 昔の駅舎をイメージした赤煉瓦の通路など、
所々に駅のモチーフが散りばめられているのがまさに
ブランドコンセプトである「THE OSAKA TIME」を体現しており印象に残りました。

旅行のプロでこれまでに様々なホテルを見てきた筆者からしても
ここまでコンセプトが明確で素晴らしいホテルはあまり見たことがありません。
さすがマリオット系列のオートグラフコレクションです。

駅前広場に見立てたロビー中央には「WATER STATION」があります。
かつて新幹線や特急列車に設置されていた封筒型紙コップで水をいただけるのが面白いです!


大阪ステーションホテルのプラチナエリート特典
マリオットマリオット・インターナショナルには、
独自のステータスシステムが用意されております。
エリート会員レベルと呼ばれるもので、ランクの低いものから順に、以下5つに分かれています。
シルバーエリート
ゴールドエリート
プラチナエリート
チタンエリート
アンバサダーエリート
このレベル別に様々な宿泊時の特典が用意されており、
マリオットマリオット・インターナショナルの世界中のホテルでその特典が付与されます。
その中でも特典のレベルが跳ね上がるのが"プラチナエリート"という階層です。
冒頭にもお話した通り、筆者はマリオットボンヴォイプラチナエリート資格を保有しており、
大阪ステーションホテル オートグラフコレクションで、
当日どのような特典を享受できたのかをご紹介して行きます。
今回はボリュームゾーンであるゴールドエリート・プラチナエリート資格保有により、
享受することができる特典をまとめました。(2025年11月現在)
| No. | 特典 | プラチナエリート特典 | ゴールドエリート特典 |
| 1 | 客室アップグレード | ◯ ※空室状況による | ◯ ※空室状況による |
| 2 | レイトチェックアウト | 16時まで ※空室状況による | 14時まで ※空室状況による |
| 3 | 朝食 | THE-MOMENT GRILL& DININGにて 同伴者1名まで朝食が無料(通常1名9,000円) | × |
| 4 | クラブラウンジ | × | × |
| 5 | 駐車場代 | 無料 | 無料 |
| 6 | ウェルカムギフト | 1000pt | 500pt |
| 7 | ボーナスポイント | 滞在ごとに50% | 滞在ごとに25% |
個人的に大阪ステーションホテルで最も素晴らしいと思うのは
THE-MOMENT GRILL& DININGでの1名9,000円の朝食が無料になることですが、
それぞれに筆者の体験談を交えて紹介していきます!
大阪ステーションホテル の客室アップグレード
まずは客室アップグレードについて体験談を共有します!
プラチナ特典として空室状況に応じて予約時のお部屋から
さらにグレードの高いお部屋にアサインしてくださる特典です。
結論から申し上げますと筆者は今回の宿泊で
最も低いグレードのお部屋(「Allure King 」)から
2グレード高いお部屋(「SCENIC KING」)にアップグレードしていただきました!!!
最初のお部屋と比較して広さが5㎡ほど大きくなり、景色がよくなりました!
あまりイメージがわかないと思いますので、
大阪ステーションホテル オートグラフコレクションの客室をまとめました!
まず大阪ステーションホテルの建物は以下のような構成になっております。

大阪ステーションホテル の客室の種類
大阪ステーションホテル オートグラフコレクションの客室カテゴリは以下です。
| 客室名 | 広さ | 定員 |
| THE SUITE (ザ・スイート) | 159㎡ | 2名 |
| Specialty Suite King & Twin (スペシャリティ スイート キング&ツイン) | 79㎡ | 2名 |
| SPECIALTY Corner KING & TWIN (スペシャリティ コーナー キング&ツイン) | 57㎡ | 2名 |
| SPECIALTY KING & ACCESSIBLE ROOM (スペシャリティ キング & アクセシブルルーム) | 40㎡ | 2名 |
| SPECIALTY Twin (スペシャリティ ツイン) | 40㎡ | 2名 |
| SPECIALTY Allure King (スペシャリティ アリュール キング) | 35〜37㎡ | 2名 |
| SCENIC Corner KING & TWIN (コーナー キング&ツイン) | 57㎡ | 2名 |
| SCENIC KING(キング) | 40㎡ | 2名 |
| SCENIC TWIN (ツイン) | 40㎡ | 2名 |
| Allure King (アリュール キング) | 35〜37㎡ | 2名 |
大阪ステーションホテルのレイトチェックアウト
続いてはレイトチェックアウトについて体験談を共有します!
結論今回は大阪・関西万博の会期中の宿泊で朝08:00にはホテルを出発してしまった関係で、
レイトチェックアウト特典は打診すらする必要がなく検証できませんでした。。。
しかし前述の通り大阪・関西万博の会期中のため
大阪全体としてホテル稼働率は非常に高いはずなので
レイトチェックアウトの適用は難しかったと考えています。
大阪ステーションホテルの客室レビュー【SCENIC KING】

今回アップグレードしていただき宿泊したのは、
40平米の広さを誇る「シグネチャーキング」のお部屋。
実際に泊まってみて感じた部屋の様子や設備を詳しく紹介します。
ベッドルームの雰囲気と高層階からの眺望
客室に入ってまず驚くのが、その天井の高さと大きな窓からの絶景です。
モダンでシックなインテリアの中に、美しいアートが飾られておりワクワクする空間です。

まわりに高層ビルが少なくお部屋からの景色が非常に美しいです!
窓からは淀川や新淀川大橋や箕面方面の景色を一望することができます。

夜景もとても美しかったです。

全室洗い場付きバスルームとアメニティ

後述しますが、このホテルの大浴場「OFURO」は利用条件が厳しいため、
多くの方は部屋のお風呂を利用することになります。
しかし、心配は無用です。客室のバスルームも非常にクオリティが高いからです。

洗い場付き: 全室、日本式の洗い場付きバスルームを完備。
レインシャワー: 天井からのレインシャワーは水圧も十分。
バスタブ: 深めの浴槽で、肩まで浸かって旅の疲れを癒やせます。

特筆すべきはバスアメニティ。
大阪のサロン専売メーカー「ハホニコ(HAHONICO)」と共同開発したオリジナル製品が採用されています。
「ケラテックス」シリーズをベースにしたシャンプー類は、
洗った後の髪のまとまりが素晴らしく、女性ゲストからも非常に評価が高いポイントです。

ミニバーの中身も全て無料

大阪ステーションホテルの嬉しいおもてなしの一つが、「ミニバー(冷蔵庫内)の無料サービス」です。
冷蔵庫に入っている以下のドリンクは、追加料金なしで自由に飲むことができます。
日本酒(小瓶)
瓶ビール(マルエフ)
オレンジジュース
炭酸水・お水

さらに、ウェルカムギフトとして大阪名物の「黄金糖」や、
こだわりの「飲むだし」などが置かれており、大阪らしさを感じる心遣いに感動しました。
大阪ステーションホテルの朝食ビュッフェ「THE MOMENT GRILL & DINING」
大阪ステーションホテルの朝食は29階のレストラン「THE MOMENT GRILL & DINING」で提供されます。
通常料金は大人9,000円(税サ込)という、大阪のホテルの中でも最高峰の価格帯ですが、
なんとMarriott Bonvoyプラチナエリート会員以上は、同伴者1名まで朝食が無料になります、、、!
国内マリオット系列ホテルではリッツカールトン日光の
和朝食/洋朝食7,800円が最高級だと思っておりましたがそれを超える金額で驚きました、、、
国内最高級ではないでしょうか、、、?
結論最高すぎる朝食でしたが、どのような朝食だったかは別記事で詳しく紹介させていただきます。
| 項目 | 詳細 |
| 会場 | THE-MOMENT GRILL& DINING (29階 ロビー階) |
| スタイル | ビュッフェスタイル (豪華列車の食堂車がコンセプト) |
| 営業時間 | 6:30~10:30 (最終入店 10:00) |
| 料金 | 大人:9,000円 (税・サービス料込) 4歳~小学生以下:4,500円 (税・サービス料込) |
大阪ステーションホテルの大浴場「SPECIALTY SALON」

SPECIALTY SALONとは
大阪ステーションホテルの最上層、38階に位置する「SPECIALTY SALON(スペシャリティサロン)」は、
限られたゲストだけが足を踏み入れられるエクスクルーシブなクラブラウンジです。
一般的なラウンジとは異なり利用資格は厳格で、
「スペシャリティ」や「スイート」タイプの客室宿泊者、
およびマリオットボンヴォイの最上級「アンバサダーエリート」会員のみが対象です。
残念ながらプラチナ・チタンエリート会員にはアクセス権が付与されません。
サロン内では専任スタッフによるチェックイン・アウトの手続きに加え、
朝食、ランチ、アフタヌーンティー、カクテルタイムなど、
時間帯ごとに変わる贅沢なフードプレゼンテーションを提供。大阪の絶景を望む静寂な空間で、
ワンランク上のホテルステイを堪能できる至高のサンクチュアリです。
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | SPECIALTY SALON |
| 営業時間 | 7:00~21:00(L.O. 20:30)・朝食 7:00‐10:30 (L.O. 10:00) ・軽食 10:30‐15:00 ・アフタヌーンティー 15:00‐17:00 ・イブニングカクテル 17:00‐19:00 ・ナイトキャップ 19:00‐21:00 (L.O. 20:30) |
| 所在地 | 38階 |
| コンセプト | 未来・世界へ伝えるべきものを吸い寄せた「雲上」 |
大阪ステーションホテルの大浴場「OFURO」

ホテル30階には、宿泊者専用の温浴施設「OFURO」があります。
| 項目 | 詳細 |
| 施設名 | 大浴場「OFURO」 |
| 営業時間 | 7:00~22:00(最終受付 21:00) |
| 設備 | お風呂、ドライサウナ、水風呂 |
| コンセプト | 「深海の旅」をテーマに 静寂さと差し込む光、非日常感に浸れるOFURO |
ただし、ここは「誰でも入れるわけではない」特別な空間です。
利用条件や内部の様子を解説します。
OFUROの利用条件(対象の部屋・会員ランク)
「OFURO」を利用できるのは、以下の条件を満たすゲストのみです。
| 対象者 | 条件詳細 |
| 対象客室の宿泊者 | スペシャリティ、THE SUITE、スイート宿泊者 |
| マリオット会員 | チタンエリート、アンバサダーエリート会員以上 |
| 利用不可 | プラチナエリート、ゴールド、一般客室の宿泊者 |
残念ながら、マリオットボンヴォイのプラチナエリート会員では利用できません。
この点には注意が必要です。
「どうしても大浴場に入りたい!」という方は、
スペシャリティ以上の客室を予約するか、チタンエリートを目指す必要があります。
「深海」がテーマの内湯とドライサウナ・水風呂
利用条件が厳しい分、内部は非常にラグジュアリーで静寂な空間です。
コンセプトは「深海」。照明を落とした薄暗い空間は、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
- 内湯: 広々とした湯船で、ゆったりと手足を伸ばせます。
- サウナ: 本格的なドライサウナを完備。
- 水風呂: チラーが効いた冷たい水風呂があり、サウナ好きも納得のスペック。
混雑することも少なく、まさに選ばれし者のためのリラクゼーション空間といった雰囲気です。
湯上がり処「YUAGARI ROOM」のフリードリンク

OFUROを利用する楽しみは、入浴後にもあります。
併設されたラウンジ「YUAGARI ROOM(湯上がりルーム)」では、
以下のドリンクやフードが無料で提供されています。
- ユーグレナ(石垣産ユーグレナのドリンク)
- 牛乳、コーヒー牛乳
- ノンアルコールビール
- ナッツ、ドライフルーツなどのスナック
夜景を眺めながら、湯上がりの一杯を楽しむ時間は格別です。
大阪ステーションホテルに関するよくある質問
Q.大浴場(OFURO)はプラチナ会員でも入れますか?
A.原則として利用できません。
OFUROを利用できるのは、スペシャリティ・スイートの宿泊者、またはマリオットボンヴォイの「チタンエリート」以上の会員に限られます。
Q.SPECIALTY SALONはプラチナ会員でも入れますか?
A:原則として利用できません。
SPECIALTY SALONを利用できるのは、スペシャリティ・スイートの宿泊者、
またはマリオットボンヴォイの「チタンエリート」以上の会員に限られます。
Q.パジャマ(ナイトウェア)はありますか?
A.あります。上下セパレートタイプの肌触りの良いパジャマが用意されています。
また、吸水性の高いバスローブも完備されています。
Q.クラブラウンジはありますか?
A.一般的なクラブラウンジはありません。
特定客室・アンバサダー会員向けの「SPECIALTY SALON」はありますが、プラチナ会員のアクセス権はありません。
代わりに、全室ミニバー無料などのサービスが充実しています。
まとめ
いかがだったでしょうか?
大阪ステーションホテルは、以下のような方に特におすすめできるホテルです。
- 特別な記念日を過ごしたい方: 夜景とラグジュアリーな空間は記念日に最適。
- 鉄道ファンの方: 部屋からのトレインビューや駅モチーフのデザインは必見。
- マリオットボンヴォイ「プラチナエリート」以上の方: 豪華朝食無料やレイトチェックアウトの恩恵が非常に大きい。
- 「チタンエリート」以上の方: 選ばれし者だけが入れる「OFURO」を満喫できる。
駅直結という利便性を持ちながら、一歩足を踏み入れればそこは静寂のサンクチュアリ。
大阪での滞在を格上げしてくれる素晴らしいホテルでした。
関西旅行を計画中の方や、関西在住の方の贅沢な滞在を希望の方にもおすすめできる、
モダンながらに歴を感じる素晴らしいホテルです。
ぜひ宿泊を検討してみてください!