
こんにちは。訪問いただきありがとうございます。
元大手旅行会社勤務&リクルートで
飲食企画営業として都内の飲食店を毎日まわっていた経験のある もとりょこ と申します。
今回は沖縄八重山諸島の離島 竹富島にある星のや竹富島のダイニングで
《島テロワール》を堪能してきましたので、レビューしていきます!
星のや竹富島の 《島テロワール》レビュー | 竹富島の文化を感じるフレンチコース
星のや竹富島とは?

星のや竹富島は、沖縄竹富島に位置する星野リゾートが運営するホテルブランドのひとつ「星のや」のホテルです。
星のやのコンセプトは、"もう一つの日本"で、
もしも日本が失わなくてもよかった日本らしさを失わずに近代化していたら、
いまここはどんな世界になっていただろう?というインスピレーションから来るそうです。
そんなコンセプト通り、伝統的な沖縄の集落の景観を再現したラグジュアリーリゾートです。
赤瓦の家々が立ち並び、ブーゲンビリアが咲き誇る白砂の小道が続き、
現代では珍しいくらいにTHE沖縄の集落に住むように滞在できるホテルです。
プライベート感あふれる空間で、竹富島の豊かな自然と文化に触れながら、
島の時間の流れに身を任せ、心身ともにリラックスできる滞在が叶います。
星のや竹富島の《島テロワール》とは?
そんな星のや竹富島の"島テロワール"とは、星のや竹富島でいただける夕食のことです。
テロワールとは、島ならではの天候や風土、人々の営みのことを指し、食材が育つ土地の環境特性を指します。
そんなテロワールで育った八重山の地の食材をフレンチの技法で仕上げていくコース仕立てです。
星のや竹富島の総料理⻑は"中洲 達郎(なかす たつお)"氏です。
1976年東京に生まれ、国内有名レストランで修行後、軽井沢のレストランで副料理長、料理長として活躍。
その後新潟佐渡島に移り、海の素材を生かした料理で実力を発揮。
2008年 星野リゾートに入社し、ホテルブレストンコートの料理長を務める。
2011年 フランス料理界最高峰の大会「ボキューズ・ドール」国際料理コンクールにおいて、日本・アジア代表として世界大会に出場。
星のや竹富島の開業に合わせて料理長に就任し、現在も総料理長として料理開発に携わっているそうです。
《島テロワール》のコース内容
それでは筆者がいただいた《島テロワール》のコースを紹介していきます。
※2025年の4月に訪問しておりコース内容は変更になっている場合があるのでご了承ください。
当日は18:00〜予約をしていました。
早めに予約したからか偶然か、窓際のお席に通してくださいました。
4月だったのでまだ外が明るく、竹富島の日が沈んでく様を眺めながらのフレンチは最高のひと時でした。。。

①燻製カツオ コンソメスープ

一皿目は小品料理 燻製カツオです。
コンソメスープとともにいただきます。
②ガザミ(ワタリガニ)×トマトのサラダ

続いてはガザミ(ワタリガニ)×トマトのサラダ キャビア、レモンジュレ にんにくのピューレ です。
混ぜながらいただくのですが、様々な味・いろいろな食感が混ざり合い絶品でした。。。
③クスクス×山羊肉×タンカン×チーズ

続いては、クスクス×山羊肉×タンカン(沖縄の柑橘)×チーズです。
沖縄らしい水色の器に緑のクスクスが非常に美しいです。
タンカンという沖縄でとれる柑橘も始めていただきましたが、
酸味がちょうど良く、山羊肉と調和がとれていて相性抜群でした!
徐々に日が沈んできて空が紫色になってきました。
至福の時間です。。。

④クルマエビ×ニンジンのポワレ

続いてはクルマエビとニンジンのポワレ です。
筆者は知らなかったのですが竹富島周辺ではクルマエビの養殖が盛んなようです。
周辺の海流がクルマエビにまったくストレスのない環境なようで、
これまで食べたエビの中でもトップレベルにプリプリで甘みが強く美味しかったです。
⑤メイン1:ミーバイ、ホタテ、アーサー蒸し揚げ 魚のソース

続いてはメイン1品目、沖縄のミーバイ、ホタテ、アーサー蒸し揚げです。
ソース魚のソースと紹介をうけました。
まわりに添えられているのはミントです。
⑥メイン2:豚肉 チラガー コーヒー または 熟成牛×玉ねぎのジージキ(黒糖の漬物)
メインはデフォルトでは豚肉で、追加料金2,420円で 牛肉に変更が可能です。
連れとシェアするためどちらも注文しました。
ばずは豚肉のメインからご紹介します。
豚肉のローストはコーヒー風味で以外にもアシようが抜群でした。
添えてあるチラガーとは豚の顔の皮のことで、ミミガーなどと似た沖縄の名産品です。

牛肉のメインは
熟成牛のロースト と玉ねぎのジージキ(黒糖の漬物) レバー味噌漬け です。
玉ねぎのジージキがレバー特有の臭みを調和してくれてとても美味しかったです。

⑦デザート1:シェーブルチーズ パッションフルーツ アブサン(よもぎリキュール)

デザート1品目はシェーブルチーズ(山羊)とパッションフルーツに、アブサンをかけていただくデザートでした。
アブサンとはニガヨモギ、アニス、ウイキョウなどを中心に、
ハーブやスパイスを使い、蒸留して作る薬草系リキュールです。
⑧デザート2:バナナのアイス ジーマミーのマルジョレーヌ パイナップルのコンフィチュール

はやくも最後のお料理です。
デザート2品目バナナのアイス ジーマミーのマルジョレーヌ パイナップルのコンフィチュール です。
バナナのアイスは濃厚で、ジーマミーのマルジョレーヌはピーナッツ感がちょうどよく美味しかったです。
デザート後のコーヒーも沖縄の陶器で可愛らしいです。

以上が《島テロワール》のコース内容になります。
全てのお料理に沖縄の食材が使用されており、まさに島の営みを感じられるコースでした。
さらに食べ終わりお部屋に戻る頃には満天の星空が出迎えてくれました。

《島テロワール》の予約方法
《島テロワール》は星のや竹富島内のダイニングで提供されます。
レストランのみの予約は基本的に不可で、星のや竹富島の宿泊者のみ予約が可能となっております。
予約方法は以下の2つです。
①星のや竹富島の宿泊予約時に《島テロワール》の夕食付きのプランを予約する
②星のや竹富島の宿泊予約を完了させ、アクティビティ予約から《島テロワール》を予約する
└ 星野リゾートのホテルでは、予約確定後に予約管理画面から様々なアクティビティの申し込みが可能になります。
筆者は②で予約をしましたが、席が埋まるのがかなり早かったので、
確実に《島テロワール》を予約したい方ははやめの宿泊予約&予約後すぐの予約を推奨します。