
こんにちは。訪問いただきありがとうございます。
元大手旅行会社勤務&リクルートで飲食企画営業としての経験のある もとりょこ と申します。
20歳の時に47都道府県制覇を決意。24歳で達成
新卒で大手旅行会社に入社。法人営業として国内外問わず旅行を包括的に提案・ホテルを研究
リクルートに転職。飲食関連の企画営業として勤務し飲食店の目利きに自信あり
2021年ANASFC会員資格保有
マリオットボンヴォイプラチナエリート資格保有
今回外苑前から麻布台ヒルズへ移転した《Florilège / フロリレージュ》さんへ言ってきましたので、
レビューしていきます!
《Florilège / フロリレージュ》麻布台ヒルズの予約困難なミシュランフレンチレビュー
《Florilège / フロリレージュ》とは?
《Florilège / フロリレージュ》とは、
東京御殿山の13年連続ミシュラン3つ星を獲得する
超有名フレンチレストラン《カンテサンス》でスーシェフを努めていた
川手 寛康(カワテ ヒロヤス)氏が2009年に独立して立ち上げたレストランです。
南青山→外苑前と場所を移転し、今回、麻布台ヒルズのオープンとともに麻布台の地で開業。
2025年時点で7年連続ミシュラン2つ星を獲得し、
2024年10月に2024年の世界のベストレストラン50で21位(日本2位)にランクインするなど、
日本の誇る世界的レストランです。
野菜を料理の中心とするプラントベースと
フードロス問題にいち早く着手していた川手シェフの考える
サスティナブルが体現されたコース料理をいただくことができます。
筆者は沖縄のラグジュアリーホテルハレクラニ沖縄内のレストラン
《SHIROUX / シルー》にはじめて訪れた際に、
川手シェフの作られる料理に感動したところから川手シェフのファンです!
ちなみにシルーというレストランはプロポーズの場所に選ぶくらい大好きです。
その際の話も記事にしているのでご興味のある方はぜひご覧ください。
《Florilège / フロリレージュ》の予約方法

《Florilège / フロリレージュ》はネット予約が可能です。
TableCheckにて1ヶ月前の0:00から予約枠が開放されます。
前日の23:59分にはTableCheckにログインした状態で、
日付以外の情報も事前に入力しスタンバイしておき、
0:00になった瞬間に手続きをしたところスムーズに予約することができました。
特別なリクエストは別途メールで可能ですので、
予約の際は特別なリクエストのことは考えずにとにかく枠を抑えることを優先しましょう!
ちなみにメインディッシュはお肉か魚ではなく、お肉かお野菜を選択することができます!
これは《Florilège / フロリレージュ》の掲げるプラントベース(野菜を中心とした料理)という考えに基づいており、
野菜を美味しく食べるために肉や魚が必要であれば添えるし、必要なければ使わないといいます。
通常フランス料理では、肉の付け合わせに野菜がありますが、
《Florilège / フロリレージュ》では野菜の付け合わせとして肉や魚を添えるイメージとのことです。
待ちに待った来店日
さて、予約してから1ヶ月後、待ちに待った来店日です。
当日は《Florilège / フロリレージュ》のご飯を堪能しようとお腹を空かせて訪問しました!
麻布台ヒルズには何度も訪問していたのですが、
《Florilège / フロリレージュ》の入口は
商業施設内なのに入口も別で商業施設とは完全に分断された場所にあります。
完全に別空間で知らない人は立ち寄れないような場所になるので、
当日迷っても良いように少し早めに向かうことをおすすめします。
やっとのことでお店を見つけたときにはわくわくが最高潮でした。
レセプションで名前を伝えるとすぐに通してくださいました。
《Florilège / フロリレージュ》はオープンから
ゲストがひとつの大きなテーブルを囲み、
シェフが目の前で料理をつくる「ターブルドット」を採用しており、
まるでシェフの邸宅に招かれたと錯覚するような
高級感と隠れ家感がすごい通路です。

テーブルの真中の席に通してくださり、
目の前で憧れの川手シェフが調理をしていました、、、!感動です。なんという贅沢。。。
テーブルには《SHIROUX / シルー》同様に日付と食材名のみが記された紙が。
この食材名からどんな料理が出てくるのだろうと考える時間も贅沢です。

1品目:かぼちゃの冷製スープ

ほどなくしてさっそく一品目のかぼちゃの冷製スープです。
なんと川手シェフがサーブしてくださいました。。。すごすぎる。。。
説明を聞くとこちらはなんと かぼちゃ、塩、水のみで作ったスープだそうです。
かぼちゃってこんなに甘み強かったっけ?と思うと同時に、
表面に浮かべたカレーソースの風味が混ざり合い食欲がそそられます。
2品目:蓮根のつくね風

2品目は蓮根のつくね風 です。
別皿のマスタードの実とサルサソースをつけていただくのですが、
これまた蓮根ってこんなに美味しかったっけ?と食材の魅力を再発見できる料理でした。
ちなみに川手シェフが手掛ける《デンクシフロリ》というお店があり、
こちらはこの蓮根のつくね風のような串料理を中心のコース料理をいただくことができます。
こちらも後日レビューさせていただきます!
3品目:千葉県産落花生のババロア

3品目は千葉県産落花生のババロア と海藻サラダ です。
見た目が非常に美しいです。

ババロア単体で一通り楽しんだ後は別皿の海藻サラダを混ぜて食べてくれとのことでした。
合う気がしないと思いながらも従ってみたところ、感動的な美味しさでした。。。!
またこのたタイミングで今回のコースで使用される長野県産てんりゅう鮎を見せてくださいました、、、!

4品目:うどん(油揚げつつみ)
4品目は油揚げで包まれたうどんです。
周りにあるのは 黒舞茸、手で裂いた松茸、銀杏です。

5品目:ビーツのロースト

4品目はビーツのローストです。
ビーツを用いたタルタル、卵黄といくらが添えられており、ソースもビーツです。
ビーツを余すことなくふんだんに利用した、まさにプラントベース&サスティナブルです。
つけあわせの酒粕パンも美味しいです!
6品目:長野県産てんりゅう鮎とポアロのタルト

6品目は先程ディスプレイしてれた長野県産てんりゅう鮎とポアロ(西洋ネギ)のタルトです。
煎り酒で味付けをしているようです。
プラントベースの考えに従うとあくまでメインはポアロ(西洋ネギ)のタルトで、
あくまでつけあわせとしてのてんりゅう鮎ということになります。
鮎もめちゃくちゃ美味しかったですが、タルトもメインかと思うくらい美味しかったです。。。
7品目:ねぎま鍋

7品目はねぎま鍋です。
こらが本当に美味しかったです。。。
パクチー、レモングラス、生姜などを使用した鍋スープと
ネギとマグロの旨味が溶け合って本当に絶品でした。
8品目(メイン):



早いものでメイン料理です。
今回同行者とシェアすべく野菜とお肉を一つずつ頼んでいたので、どちらも紹介していきます!
お肉のメインは岩手三谷牧場と静岡和牛の合い盛り 、ナスの皮で包んだタルタル
野菜のメインは芽セロリのチーズケーキ&芽セロリのパイ、フィナンシェ
お肉が美味しいのはもちろんなのですが、
野菜のメインに関しては、本当にメインを張れるレベルです。
どのような発想で芽セロリをメインにしようとおもったのか、非常に気になります。
9品目:イチジク

デザート1品目はいちじくでした。季節を感じます。
10品目:りんごのタルト

デザート2品目はりんごのタルトです。
芸術的すぎます。
11品目:琥珀糖・ほおづき

最後のデザートはフィンガーフードです。
左が琥珀糖・右がほおづき(ナス科の多年草)です。
このデザートと同時に一封のお手紙をいただきました。
こちらに本日のコース料理の内容が記載されていました。
一生思い出として残せる素敵なプレゼントです。
まとめ
麻布台ヒルズに佇む《Florilège / フロリレージュ》は、
通常のレストランとは一線を画す、
プラントベースとサスティナブルを体現した、
五感を刺激する美食と哲学が融合する特別なレストランです。
川手シェフの創造性が光る一皿一皿は、
素材の魅力を最大限に引き出し、訪れる者を魅了します。
特別なひとときを求めるなら、ぜひ足を運んでみてください。
ここでしか味わえない感動が、あなたを待っています。