こんにちは。訪問いただきありがとうございます。
元大手旅行会社勤務&リクルート勤務の もとりょこ と申します。
上記のような経歴を持つ筆者が、
旅行のプロ目線でいろいろな情報発信をしているブログです。
今回は大阪関西万博会場である夢洲(ゆめしま)への
アクセス方法について徹底的に解説していきます!
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万博アクセス方法徹底比較!東西ゲート比較やおすすめの来場方法を解説
こちらにざっくりと移動手段を網羅的にまとめたので、
気になる移動手段については詳細をご覧ください!

万博の入口となるゲートは2つ
万博の入口は「東ゲート」と「西ゲート」があります。
東ゲートは基本的には夢洲駅からアクセス可能で、
西ゲートは自家用車・バス・タクシーの駐車場やバス停からアクセスが可能です。
東ゲートと西ゲートどちらがおすすめ?
では、東ゲートと西ゲート、どちらがおすすめなのでしょうか?
結論からお伝えすると、筆者は西ゲートの方が良いと考えています。
その理由は東ゲートの混雑です。
東ゲートは主に夢洲駅経由の来場者の入口となるとお伝えしましたが、
2025年5月24日現在、午前9時の開場前には連日長蛇の列ができているようです。
気になる方は8:30~9:00頃にライブカメラを見てみてください。
長蛇の列ができている結果入場に時間がかかり、
パビリオン予約の時間に間に合わない という事象が発生しているようです。
そのため2025年5月24日より、「アーリーゲート」が導入され、
5分~10分程度はやめに入場することが可能になるようです。
※はやめる時間はゲート前の混雑具合などその時の状況を踏まえて柔軟に変更していくということです
事前にだいたいの来場者数は把握できる仕組みなのでそこから逆算するのでしょうか?
もちろん時間帯によってはスムーズに入場できる場合もあるかと思いますが、
基本的には西ゲートのほうが空いている という認識で良いと思います。
また、後述するパークアンドライド(自家用車でのアクセスの方の駐車場)利用の場合、
西ゲートにおける優先入場レーンが2025年5月24日より設定されたようです。
パビリオン予約ってなに???という方はぜひこちらの記事をご覧ください!
大阪・関西万博のパビリオンを最大限楽しむための事前予約方法を共有しています。
まず考えるべきは出発地・経由地はどこなのか?・その地点における移動手段は何があるのか? です。
出発地・経由地が決まってしまえば、後はそこに用意されている異動手段のメリット・デメリットを比較し、
ご自身に合った手段を選ぶのみです。
ここからは各移動手段の詳細・メリット・デメリットをそれぞれに紹介していきます。
移動手段1.鉄道

王道の移動手段といえばやはり鉄道でしょう。
鉄道のメリットが価格が安く本数が多いことだと考えています。以下のようにルートも多様です。
逆に鉄道のデメリットは乗り換えが発生することや時間帯によっては非常に混雑する可能性があること などでしょう。
万博会場への主要なアクセス手段は、Osaka Metro中央線です。
この路線は、2025年1月19日に延伸され、夢洲駅(C09)まで直接乗り入れるようになりました。
夢洲駅は万博会場の東ゲートに隣接しており、大阪市内からのアクセスが非常に便利です。

新幹線を利用の方は以下が王道ルートです。
└ 時間重視(約40分580円):JR新大阪駅→JR大阪駅→JR弁天町駅→Osaka Metro夢洲駅
└ 価格重視(約45分430円):新大阪駅→本町駅→Osaka Metro夢洲駅
関西国際空港を利用の方は以下が王道ルートです。
約90分1,560円:JR関西空港駅→弁天町駅→Osaka Metro夢洲駅
移動手段2.バス

バスも王道の移動手段のひとつです。
シャトルバスと空港バスがあります。
バスは全て西ゲートへ到着します。
バスのメリットは、一言で言うと快適さです。
期間中完全事前予約制のため、予約さえとってしまえば、
当日は出発地から直通で座って万博会場に向かえることが確約される点です。
電車に不慣れな方や万博会場に行くまでに疲弊したくないと考えている方、
小さなお子様連れの方などにはバスがおすすめだと考えます。
逆にバスのデメリットは鉄道と比較して価格が高いことや、本数が限られていることです。
①シャトルバス(大阪市内)
シャトルバスの出発地は以下があります。
時刻表まで掲載すると記事のボリュームがかなり肥大していますため割愛させていただきます。
気になった移動手段については、
各ホームページや「KANSAI Maas」公式アプリなどを利用してさらに詳しく調べてみてください!
出発地 | 所要時間 | 片道運賃 |
JR桜島駅 | 約15分 | 350円 |
JR新大阪駅 | 約30分 | 1,500円 |
大阪駅(北口うめきたGP) | 約40分 | 2,000円 |
大阪駅(南口マルビル) | 約30分 | 1,000円 |
中之島 | 約30分 | 1,000円 |
大阪上本町 | 約45~60分 | 1,200円 |
大阪阿部野橋 | 約45-55分 | 1,200円 |
なんば | 約30分 | 1,300円 ※7/19~1,500円 |
堺 | 約40分 | 1,300円 |
堺東 | 約50分 | 1,300円 |
JR尼崎 | 約40分 | 2,000円 |
阪神尼崎 | 約0分 | 2,000円 |
2025年5月24日より、桜島シャトルバスの始発~10:30までの便に限り、
事前予約制となったようです。
多くの来場者が午前9時~11時の間に集中して来場する傾向を踏まえてのこととのことです。
公式プレスリリース:https://www.expo2025.or.jp/news/news-20250523-03/
②空港バス
大阪府内の空港ふたつから万博会場への空港バスも運行しております。
直通なので会場付近のホテルに宿泊する場合を除き、荷物をどこかに預ける手間だけ発生しますが、
便利な交通手段と言えそうです。
出発地 | 所要時間 | 片道運賃 |
伊丹空港 - 万博会場 | 約50分 | 1,800円 |
関西国際空港- 万博会場 | 約60分 | 2,500円 |
③高速バス
意外と認知されていないのが高速バスです。
お住まいの都道府県から万博会場直通の高速バスが出ている可能性があるため、
万博公式サイトを要チェックです。
筆者が見たところ福井・千葉・東京・静岡・宮城・愛知・京都・奈良・兵庫・広島・徳島・香川
の主要都市から高速バスが発着しています。
移動手段3.自家用車

関西周辺にお住まいの方は自家用車での訪問も検討しているのではないでしょうか?
なにかと便利で費用も抑えられる自家用車ですが、一つ注意点があります。
それは、万博会場への自家用車での乗り入れは不可能ということです。
万博パークアンドライド駐車場というものが夢洲・堺・尼崎に用意されています。
それぞれのパークアンドライド駐車場に駐車後、シャトルバスで会場に向かうようです。
前日までの完全予約制のためご注意ください。
駐車場名 | アクセス | シャトルバス所要時間 | 駐車代金 | 収容台数 |
夢洲 | 湾岸舞洲ICから10~15分 | 約15分(便数最大350便) | 自家用車5,500円 自動二輪車2,000円 | 団体バス300~1,000台 自家用車3,450~6,240台 |
尼崎 | 尼崎東海岸ICから10分 | 約30分(便数最大192便) | 自家用車5,000円 | 自家用車3,000台 |
堺 | 三宝ICから15分 | 約35分(便数最大128便) | 自家用車5,000円 | 自家用車2,000台 |
詳細は万博公式サイトをご確認ください!
予約は万博IDに登録後に可能なようです。
2025年5月24日より、以下が始まり当日予約枠が設定され、
15:00以降の駐車に限り割引料金が適用されるという制度です。
料金を比較すると以下のようになります。
15:00よりも前から利用する場合は事前予約がお得ですが、
15:00以降に利用する場合は、当日割引予約をするのが最もお得になります。
また、当日予約の障がい者枠(1日合計100台)も新たに設けられたようです。
事前予約 | 当日予約 | 当日割引予約(15:00~以降) |
【自家用車】 舞洲A:5,500円 尼崎/堺B:5,000円 【自動二輪車】 舞洲A:2,000円 | 【自家用車】 舞洲A:繁忙期7,500円、通常期7,000円、閑散期6,500円 尼崎/堺B:繁忙期7,000円、通常期6,500円、閑散期6,000円 【自動二輪車】 舞洲A:繁忙期2,400円、通常期2,200円、閑散期2,000円 | 【自家用車】 舞洲A:繁忙期3,500円、通常期3,250円、閑散期3,000円 尼崎・堺B:繁忙期3,250円、通常期3,000円、閑散期2,750円 【自動二輪車】 舞洲A :繁忙期1,100円、通常期1,000円、閑散期900円 |
移動手段4.自転車

利用できる人は限られるかとは思いますが、万博会場へは自転車でのアクセスが可能です。
以下2つの駐輪場のいずれかを利用します。
1.夢洲自転車駐車場:収容台数600台・利用料金500円 (事前予約制)
2.咲洲自転車駐車スペース:収容台数130台・利用料無料 (予約不要・Osaka Metroへの乗り換えが必要)
移動手段5.船
最後に船による移動も紹介します。
さすがの万博、移動手段も非常に多様的かつユニークです。
①旅客船・フェリー
別府港・東予港・志布志港・別府港から大阪南港フェリーターミナルまでのフェリーが運行しています。
フェリーターミナルに到着後、各事業者が手配するシャトルバス等で万博会場西ゲートへ向かうことが可能です。
こちらも詳細は万博公式サイトをご確認ください!.
②水素燃料電池船

最後の最後に紹介するのが岩谷産業が手掛けた 水素燃料電池船「まほろば」です。
水素燃料電池船とは航行時にCO2(二酸化炭素)や環境負荷物質を排出しない水素燃料電池を使い、
環境性能が高く船特有の臭いや騒音、振動も少ない画期的な船です。
個人的にはとても気になっているアクセス方法です。
現在脱炭素の動きが活発化しているので社会実装までつながるとは思いつつも、
もしかしたら二度と乗れない可能性もある と思うと、一度は乗ってみたいものですね。
しかし現状ユニバーサルシティポートからの発着便のみのため、
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンと万博を同時に楽しみたいので、
USJ付近に宿泊を検討している という方でないと利用しようとは思わないかもしれませんね、、、!
主要エリアからのアクセス方法
ここまでは移動手段別に紹介をしていきましたが、
ここからはおそらく多くに人が通るであろう主要エリアからのアクセス方法を比較していきます。
JR新大阪駅
新幹線が通っているため最も多くの人が降り立つであろうのが新大阪駅です。
周辺にはホテルが複数存在し滞在にも適しており、
駅構内には大阪土産を購入できる場所が多く非常に使い勝手の良い駅です。
そんな新大阪駅から大阪・関西万博会場へ向かう場合のルートは①鉄道 ②バス です。
時間重視の方はバス・価格重視や途中下車しホテルに荷物を預けたいと考えている方は鉄道がおすすめです!
※鉄道の場合:約40分45分430円~580円で東ゲートへ行くことが可能
※バスの場合:約30分1,500円で西ゲートへ行くことが可能
JR大阪駅
続いては大阪の中心地 大阪駅・梅田エリアです。
新大阪駅同様に①鉄道②バス という選択肢があります。
バスは道路状況により時間が前後するリスクはありますが、通常時は電車とバスで所要時間は大差ないため、
金額の安い鉄道を選ぶのがおすすめです。
前述の通り快適さを求めるのであればバスももちろんおすすめです!
鉄道の場合:約30分560円で東ゲートへ行くことが可能
バスの場合:約30~40分1,000円~2,000円で西ゲートへ行くことが可能
まとめ
大阪・関西万博へのアクセス方法は多岐にわたり、それぞれに特徴があります。
鉄道は本数が多く料金も手頃ですが、乗り換えや混雑が予想されます。
バスは直通で快適な移動が可能ですが、料金が高めで本数が限られています。
自家用車は便利ですが、会場への直接乗り入れはできず、
パークアンドライドを利用する必要があります。
また、船や水素燃料電池船などユニークな手段もあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解し、
自分に合ったアクセス方法を選ぶことが、万博をより快適に楽しむ鍵となります。
この記事が大阪・関西万博を最大限楽しむ一助になれば幸いです!
アクセス方法をマスターした方はぜひ、
万博を最大限楽しむために準備すべきものを紹介したこちらの記事も合わせてご覧ください!